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いしだ よしひろ
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ISHIDA YOSHIHIRO

 

半田病院の置かれた状況について

 半田病院は平成27年7月から平成28年4月にかけて5回行われた「半田市立半田病院ありかた検討委員会」で新病院の機能や規模が策定され、老朽化や狭隘化による医療提供上の問題や南海トラフ地震などの被災リスクの観点から早期の新病院建設が必要であるとして、現職員駐車場での平成33年の新病院開院に向けて準備を開始しました。しかし、その後に新病院建設地についての意見の対立が深刻化し、最終的にはこの状況を見かねた大村愛知県知事が昨年10月30日に高台移転の仲裁案を提示されました。榊原市長は半田病院の新病院建設や他の各種の事業において県との信頼関係を維持することが重要であるとしてこの提案を受け入れ、平成29年12月から平成30年3月にかけて4回にわたり「新病院建設候補地検討委員会」が開かれ、半田運動公園を適地として榊原市長に答申されました。新病院建設地は市街地からは遠くなり、市民の皆様には大変なご不便をおかけすることになります。また、これにより事業費が数十億円増えることになりますが、半田病院の新病院は職員駐車場に最短で建設し、建設費を最小限にすることで何とか経営が成り立つというシミュレーション結果ですので、この増大した事業費を半田病院が負担することになれば半田病院は経営的に生き残れないため、大半は半田市民の税金で賄っていただかなければなりません。これにより本来行える他の行政サービスを停滞させる可能性が大きくなってしまうことを、市民の皆様には深くお詫びいたします。さらに、新半田病院は常滑市民病院と直線距離にして3Kmもなく、診療圏が大きく重なるため、両病院が経営的に共に生き残ることは極めて困難な状況となることが予想されます。そのため、半田、常滑両市の間で協議会を設けて両病院の将来像が検討されます。
 昨年度の混乱で当院を希望する研修医が激減してしまったため、救命救急センターでの時間外の受診にはある程度の制限が必要な状況になってしまいましたが、ちょうど4月の診療報酬改定で紹介状が無い方が当院を初診される場合には最低でも5400円の定額負担を求めなければならないこととなりました。これは、医療機能の分化を推進する観点から国全体で進められていることであり、半田病院も従わなければならない制度です。ただ、半田病院のような中規模病院の限られた戦力の中で救命救急センターの本来の役割である重症患者に対応するために、いわゆるコンビニ受診を制限させていただくためにはある程度の効果が期待されます。これまで通り救急車での搬送が必要な重症者や他院から紹介された緊急の患者様の診療は特に変わることはありませので、ご理解をお願い申し上げます。
 今回の結果で最も深刻な問題は、老朽化のために病院全体の配管系が既に限界に近づいており、病院の心臓部である中央診療棟が耐震強度不足のままで現病院を数年長く使い続けなければならなくなったことです。これにより南海トラフ地震などによって被災した場合には半田病院は診療機能を失い、被災した市民の皆様の治療を行うことができないばかりか、その後の収入を絶たれて職員の雇用の維持が不能となり、病院が消滅してしまうリスクが大きく増大したことは特に残念なことでした。また、今後は老朽化した病院を使い続けなければならなくなったことによる修繕や機器整備計画の変更での経費の増大で病院経営は極めて困難になると想定されますので、市と協力して何とか新病院まで存続できるよう努力を続けます。
 病院存続の危機などの縁起でもないことを書きましたが、近い将来に南海トラフ地震が極めて高い確率で起こることが想定されていることや今後の厳しい医療情勢を考えれば実際に起こりうることであり、新病院の建設が遅れている半田病院がおかれた現実であることを市民の皆様にはご理解をいただきたいと存じます。新病院完成までの間に巨大地震が到来しないことを、皆様と共に祈りたいと思います。
平成30年5月                         病院長 石田義博